ソメティメスでいいじゃない?

基本的にはだらだらと思いのままブログを書く人です。 そのほか うつ病に関して、節約、ミニマリストのブログもやってます。 ぜひお役立てください! https://sometimes32.com/takenotthing

夢日記

【松本朔太郎の話file1

最初は夢か何かかと思った。でも、その綺麗すぎる顔立ちで間違いないと思った。職場の新入で、俺はそいつを知っていた。職場で2人きりになった時思い切って聞いてみた「遠藤くんさ…なんか悩みとかある?」ビクッと驚いた反応をした後、小さな声で「ないです…

後藤健流の話file1

まさか自分があんなに憎んでいた親父と同じことをするだなんて思ってなかった。最初はちょっとしたちょっかいのつもりだったが、どんどんハマっていってしまった。親が親なら子も子か、と嫌な気分を紛らすために煙草を咥えた。最初、留依は泣きながら嫌がっ…

新山慎太の話file1

最初は憧れのような気持ちだった。後藤先輩はサッカー部のエース的存在だった。華やかな雰囲気の顔立ちなのに、なにか陰鬱な雰囲気もあって、惹かれてしまった。自分でもだんだんと自分の気持ちに気づき始めると噂も立ち始めた。後藤先輩の周りの友達はから…

遠藤留依の話file1

天井にゆらゆらと舞う煙草の煙を見ながらぼうっと考える。”魚に痛覚はあるのだろうか”魚に痛覚はない、とか誰かが言っていた。でもまな板であんなにびちびちと動いて嫌がっているような姿を見ると痛覚があるようにしか思えない。「あ、あ…あ~ごめん」上にい…

遠山叶の話file1

健流くんは未成年だったし、起訴か不起訴か調査は慎重に進んだ。健流くんの身体の状態から大体の想像はついたし、嘘はついてないとは思っていたが、いかんせん死人に口なしだ。事実であれば不起訴が妥当な所だが、もうひとつ証拠が欲しいところだった。そん…

林透の話file1

後藤の趣味の話を聞いた時、つくづく悪趣味だと思った。初めての側近だった。最悪の一日になった。おそらく留依にとっても、だ。何人かの家を回ったあと、最後の場所が留依の家だった。一等地の綺麗なマンションだった。後藤は土足のまま部屋へと入った。本…

桃山藤助の話file1

「消耗品だ」と教わった。大概の奴はその気持ち悪さから吐く。だんだんと飯も食えなくなって、吐く時には胃酸しかでなくなる。肩甲骨が浮き出た背中で手を震わせながら吐く姿をみて「そろそろ終わりだ」と思う。「消耗品だ」その言葉が頭に残る。ただ、夕露…